気ままなCB ロードスター乗り

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資格を取ろう 3個目 第二種電気工事士 筆記試験

 4月から職業訓練校の電気設備科で電気の勉強をしてますが、いろいろな資格取得に向けて授業のカリキュラムが組まれてます。4月入校生はまずは5月の第二種電気工事士の筆記試験の合格を目指します。

 【第二種電気工事士】電気の登竜門の資格であり、筆記・技能試験に合格すると600V以下の一般用電気工作物の電気工事に従事できる

4月はひたすら電気の基礎的な理論を詰め込みます。具体的には電気とは何ぞや、電圧・電流とは何ぞや、直流・交流の違い、直列・並列の違い、高圧・低圧の違い、絶縁抵抗・接地抵抗・電線の種類・記号図・配線図の理解、複線図の書き方、計算問題対策等です。これらを朝9時から午後4時30分の授業終了までひたすら詰め込みます。

 授業を受けて分かりましたが職業訓練校ってむちゃくちゃレベル高いです。講師の方も電験1種を持っていたりする神レベルの先生が教え、1ヶ月でテキスト丸々2冊教え終わるスピードで進むので家でも勉強しないと授業に全く付いていけません。授業も毎回生徒を名指しして昨日の授業内容の確認をしたり小テストをしたりと強制的に勉強させる良く出来たシステムになってます。給付金の延長目当てで何となく来ている人は恐らく挫折するでしょう。担任の先生からも『筆記試験なんて合格して当たり前、クラスで落ちる人が毎年1人いるかいないかだからな。』と言っていたのでプレッシャーがかかりました。

 電気設備科で勉強しているのに筆記試験に落ちたら恥ずかしいのでオイラも覚悟を決めて訓練期間中は遊びや物欲を全て捨てることにしました。4月は他の資格の勉強は止めひたすら電気の勉強をしてました。基礎的な事は大分理解できる様になりましたが計算問題が最初は全く理解できませんでした。高校時代に数学で赤点を取った程数学が嫌いだったので教科書を見ただけで頭がクラクラしてましたが、計算問題は50問中10問出るのでここを捨てたらかなり勿体無いので気合で全てマスターすることにしました。10年分の過去問題から計算問題だけをレポート用紙に写して毎日昼休み時にひたすら計算問題を解いてました。3週間ぶっ続けで解いていたら全部完璧に解ける様になりました。レポート用紙は計算問題で28枚になりました。最初は全て解くのに3時間かかっていましたが試験前には1時間で解けるまでになりました。

 こんな感じで左に計算問題・右に解き方を書いてました。

 勉強した甲斐もあって1ヶ月で第二種電気工事士の勉強は全て完璧にする事が出来ました。5月の連休明けからは午前中が本番形式で過去問の模擬試験を解き午後は実技試験対策で電気設備作業が始まりました。

 使用した参考書と問題集はこれです。

 学校ではオーム社のテキストを使ってましたが、乙4勉強時もそうでしたが素人が一から勉強するにはすぃーとのテキストが一番分かりやすいです。テキストで基礎を固めてあとはひたすら過去問を解きます。過去問は通学の電車の中で問題を見た瞬間に答えが出る位やり込みました。

 試験2日前からは各自自習で苦手な分野を勉強しました。周りの皆もマシーンの様に勉強していたのでここは大手進学塾かと思っちゃいました笑

 そんなこんなでいよいよ試験当日になりました。会場には1時間早く着き最後の復習をしました。試験問題は勉強した甲斐もあってスラスラ解け30分で50問解き終わりました。念には念を入れて2時間フルに使って4回見直しをして終了しました。こんな落ちる気が全くしない試験はもう無いだろうな。

 問題は持ち帰りOKで翌日には解答速報が出るので学校で試験の自己採点をします。16番・20番を間違え他は全て合っていたので96点でした。60点以上が合格なので合格発表はまだ先ですがまー大丈夫でしょう。

 各自自己採点の結果を先生に報告して集計したらクラス15人全員合格点以上でした。短期間で電気の素人を満点近く取れるレベルにさせるってやっぱり職業訓練校ってすごいんだな。皆さんも高い倍率を突破して入校しているのでとても優秀です。一気に肩の荷が下りて昼は皆でご飯を食べに行きました。

 技能試験は7月23日なのでまた合格に向けて頑張ります。